議会の流れ

他の自治体の議員さんに聞いて見ると、議会の日程や流れは、そこそこの自治体によって特徴があり、どこも同じではないようですので、ここでは日向市においての大まかな流れを書きたいと思います。

1、議会の招集がかかります

まず初めに、議会への招集するように議会事務局から連絡があります。
議会事務局からの連絡は、今ではほとんどがインターネットを介したメール通信で行われます。
招集日が開会となりますが、通常は金曜日になります。

2、市長から議案が提出されます

開会日に市長から今回の議会で審査をしてもらいたい議案が提出されます。
その後、担当部長から補足説明が行われます。

その時々で変わってくるのですが、急いでいる議案については開会日に採決しなければならない場合もあります。人事案件などが多いようです。

開会日の全ての日程が終了すると、今度は一般質問希望者へ順番決めのクジ引きが行われます。本クジを引く順番を決めるクジも引きますので、2回クジを引くことになります。その時点で一般質問者の人数が判明することになります。後で、やっぱり一般質問をしたいと思っても既に遅く、その時点で手を上げなければなりません。

3、議案熟読期間

議案の熟読と調査

開会日からすぐに議会が始まるのではなく、1週間の議案熟読期間があります。
議案と言いましても、条例、補正予算、事件など範囲が広く一つ一つを理解しながら見ていくと、多くの時間がかかってしまいます。議案の意味がわからない場合には担当課に聞いたりします。そんなことをしておりますと時間が本当にかかります。

一般質問通告書の提出

この議案熟読期間に、一般質問通告書を議会事務局へ提出しなければなりません。提出期限は日向市では開会後の月曜日午前10時になります。
前の週の金曜日に開会したばかりですので、金土日の3日間で一般質問の内容を清書して提出することになります。

当然ですが私は3日間で作り上げることはできませんので、ひと月くらい前からどんな内容の一般質問をするかの調査を始めます。すぐに決まることもあれば、いくら考えても決まらないことがあります。とにかく月曜日午前10時を目指して作り上げます。

提出方法はメールです。議会事務局から、一般質問通告書のテンプレートがメールで届いておりますので、その中に文字を入力していきます。

通告書を指定の時間までに提出すると、今度は議会事務局内で通告書の添削が開始されます。誤字脱字、表現方法などいろいろな意味で添削をする事柄が出てきます。私としては本当に助かっております。本当に議会事務局の職員さんに感謝です。

一般質問に向けて調査研究

議案熟読期間中に、議案についての調査研究はもちろんですが、次の週から一般質問が始まりますので、一般質問に向けての調査研究が必要になってきます。優秀な方はそうでもないのかもしれませんが、私の場合は本当に時間がかかります。

私は資料を見つけては読み込み、資料を見つけては読み込みのその連続です。それを繰り返していくとだいたいファイルが一杯になってしまいます。当然ですが他の議員が同じようなことを過去に質問していることもありますので、それについても調査します。これは他の自治体の議員の発言についても同じです。

また、日向市の担当課との話し合いも重要なことです。話をすり合わせるということではなく、この質問項目では、このような趣旨のことを聞きたい。というような話し合いです。できるだけ適切な答弁をしてもらうためにと考えています。

そんなことをしていると、議案熟読期間はあっという間に終了してしまい、いよいよ一般質問となります。

4、一般質問

クジで決まった順番で一般質問が進んでいきますが、一般質問には持ち時間があります。
日向市議会では1人35分で、答弁時間と合わせて70分と決まっており、開始時間からカウントダウンが始まりモニターに映し出されます。

一般質問では議員個人の考えや提言的なもの全てにおいて、自由に発言することができます。しかし、一般質問通告書にそった質問でなければなりません。通告書から外れてしまうと議長から注意を受けます。いずれにしましても、議員によって質問の仕方にも特徴がありますので、いろんな意味で大変勉強になります

新庁舎になってからは議会の様子が議場のモニターに映し出されるようになりましたが、1階のモニターでも大きく映し出されるようになりました。傍聴席も議員席からすぐそばにありますので、同じ場所で話し合っているという感覚がより強くなっているのではないかと思います。

5、議案質疑と委員会付託

一般質問の後に、議案質疑が行われます。
議案質疑は文字通りの議案についての質問です。しかし、ここでは注意しなければならないことがあります。あくまでも議案についての質問で、自己の意見や考えを話す場ではありません。また、所属する委員会の担当課の質問をすることはできません。

シンプルに議案の中身の疑問点について質問をする場となります。ここで自分の意見や考えを述べてしまうと、まさに一般質問のような感じになってしまいます。なかなか難しいところです。

議案質疑が終わると、市長が提出した議案をそれぞれの委員会へ議案審査をお願いすることになります。そのことを委員会へ付託すると言います。

6、委員会審査

日向市には次の3つの常任委員会があります。
・総務政策常任委員会
・文教福祉環境常任委員会
・産業建設水道常任委員会

それぞれに担当する部局が違いますので、それぞれの委員会が担当する議案の審査をすることになります。審査方法は各担当課の職員から直接説明を受けながら、質問をまじえて理解を深めていきます。

委員会審査が終わると、それぞれの議案に対して採決をすることになりますが、採決方法は単純に多数決で行われます。この採決の前に異議をとなえる議員がいた場合はその異議が優先されることになります。今度はその異議に対しての採決が行われます。

同時に委員会として付託を受けた請願陳情があれば、それについても審査を行い 採決を行います。

とにかく、採決ではいろいろとありますが、一つひとつの段階を踏んで、全議員が平等になる形で進んでいきます。基本は多数決で決まります。
その後は委員会で審査した内容を委員長がまとめなければなりません。その際に、当局へあえてこの件については言っておきたいことがあるようなことがあれば、付言ということで付け加えることになります。

7、本会議(採決)

委員長報告

いよいよ議会最終日になりました。
この日は採決をする日ですが、まず初めに委員会審査で話し合われた内容を委員長報告という形で行います。

質疑・討論

委員長報告に対して、委員長に他の議員が質問をすることができます。当然ですが他の議員は質問をする委員会とは別の委員会に所属している議員です。それに対しては委員長が答えます。

質疑が終わると、討論が行われます。討論は自分の考えです。反対する意見をあえて発表する場と考えればわかりやすいと思います。賛成討論もあります。
討論は反対討論から先に行われ、どちらかの討論がある限り続いていきますが、討論者がいなくなると討論が終わります。

採決

質疑、討論が終わると、いよいよ採決になります。
新庁舎になって採決方法がボタン式になりました。それぞれの議員席に賛成と反対のボタンがありますので、それぞれの議案に対してボタンを押して多数決で決めることになります。誰が賛成か反対かはモニター画面に映し出されますので、全ての人にわかるようになっています。

まとめ

以上がほんとうに大まかな議会の流れですが、実際にはいろいろな予期しない場面が出てきます。
市議会のホームページでは、議会の日程表が公開されていますし、議会の傍聴にいくと日程表が配布されています。誰でも知ることができるようになっています。

令和元年6月定例会の日程は下のリンクから見ることができます。
★「令和元年第3回日向市議会(定例会)会期及び議事日程」を見る

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