趣旨採択とは

議会には市民からきちんとした文書での要望が提出されますが、議員がその要望の紹介者となる「請願」と、議員の紹介者がいない「陳情」と呼ばれるものがあります。

それらの請願陳情は各委員会に付託(ふたくと読みますが、簡単に言うと担当して審査することを委ねることです)されます。

そして、委員会審査の最後には、その請願陳情の内容に賛成か反対かを決めなければなりません。賛成か反対、文字で見るだけでは簡単でシンプルなようですが、実際には簡単にいかないケースが出てきます。

趣旨は理解できるが現状では賛成(採択)できない

請願陳情の場合は賛成の結果を「採択」と言い、反対の結果を「不採択」と言います。

提出者の要望の趣旨は大変理解できることですが、現実の上では予算的にできない、実施するには困難である。そのような時に、趣旨採択という採決方法もとることがあります。

微妙といえば微妙な決め方ですが、そのような採決方法もあるということです。しかし、趣旨は十分に理解できるとはいえ、結局は請願陳情者の要望に応えることにはなりませんので、結果的には反対した形になるのかもしれません。本当に難しいところです。

委員会で趣旨採択が決まると、それを今度は本会議でどうするか決めなければなりません。委員会の決めた通りに決めるかどうかは、議員全員が出席する本会議で採決しますので、そのまま通ることも、通らないこともあります。

他には継続審査という決め方もあります

要望の内容そのものについて、委員の理解が追い付いていなく、賛成か反対か今の段階では決めることはできないという時もあります。次の議会まで十分調べてから決めたいという時には、継続審査になることがあります。

しかし、次の議会では賛成か反対を決めなければなりませんので、しっかりとした調査が必要になってきます。しかし、継続審査のあとも、やはりはっきりと決めかねることもあり、最後には趣旨採択になったこともあります。

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